税理士の山本です。
オープン前の準備段階で開業断念・開業直後に廃業、、、
そんなことにならないために、
美容室の失敗事例から、存続のポイントを学びましょう。
今回は、第3弾、お話しする開業失敗事例は、
「内装工事代が予算をオーバーしたことにより、開業を断念したケース」です。
つまり、
「開業資金がショートしてしまう。」
ということです。
当初の見積り以上に内装工事が必要となり、開業準備の途中で断念するケースや
資金不足のまま開業を強行したことにより、
資金繰りが間に合わずに開業直後に閉店するケース、などがあります。
予算がオーバーする原因は様々ですが、そのほとんどが
「開業資金の見積もりが正確ではなかった。」
ことが原因です。
特に、「内装工事」は金額が大きく、見積りの漏れが大ダメージになります。
融資実行後だと、金融機関からの再融資もすぐには受けれません。
「見積りが間違ってたから、もう少し貸してください。」
これは、通じません。
貸す側だったら、そんな資金計画の甘い人には貸したくないですよね。
ですので、オーバーした内装工事代などを、
自己資金と融資でカバーできない場合は、開業を断念しなければならなくなります。
どうか、開業前に、
自分の思い描くお店にどれくらいの内装工事代がかかるのか、
必ず、正確に計算するようにしてください。
「だいたい、これくらいの金額だろう」では絶対ダメです。
「もう、これ以上1円もズレないだろう」と納得できるまで、何度も計算をしてください。
熱意だけでは、理想的な開業はできません。
必ず成功するという熱意を持ちつつ、冷静な頭で、お金の計算をしてください。
あなたのお店が、理想的なスタートを切れますように。
kei
最新記事 by kei (全て見る)
- 【ただいま、新規顧問契約のお申込みを停止させていただいております】 - 2021年11月25日
- 経済産業省より、「月次支援金のリーフレット・詳細」が公表されました!【一時支援金・第2弾】 - 2021年5月19日
- 山武市中小企業緊急支援給付金【山武市の理美容業のオーナー様へ・市独自の給付】 - 2021年5月17日