美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

投資信託の選び方①「購入手数料」

投資信託

先日、ある方からこんな質問をいただきました

「将来のために、投資信託を買って資産運用していきたいんだけど、

何を基準に選べばいいんでしょうか?」

 

ええ、もっともです

初めての方は、どのような基準をもとに選べばいいのかわからないですよね

いくつか見るべきポイントがあるのですが、

今日はその中でも、わかりやすいポイントをお伝えしようと思います

それが、

 

「購入手数料が高い投資信託はできるだけ避ける」

 

ということ

初めて買う方は、必ずチェックしてください

 

購入手数料は、商品の説明料などを、私たち購入する人が、販売会社に支払うものです

 

銀行や証券会社など、店舗の窓口で購入すると、約2~3%

ネット証券・銀行で購入すると、約0%~3%

 

くらいの購入手数料がかかります

*購入手数料が0%のものは、「ノーロード」と呼ばれます
 ネット証券が選択肢にある方は、ノーロードの商品がお得な選択になると思います

 

実は、購入手数料は、同じ商品でも、販売会社によって違うことがあります

そのため、同じ商品を買うのであれば、できるだけ手数料の安いところで買うのが望ましいでしょう

*電化製品を買うときも、価格ドットコムなど、比較サイトを利用して、
 1円でも安いところを探しますよね?それと同じです

 

 

なぜ、購入手数料をチェックするのが、大事なのか

それは、購入手数料が高いと、運用するお金が減ってしまうためです

 

10万円である投資信託を買ったとして

①ノーロードなら、10万円まるまる投資できることになりますが

②購入手数料3%なら、9万7,000円からスタートしなけばなりません

 最初から3,000円取られてしまうんですね

 

 

「たかが3,000円でしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません

 

ですが、

「買うたびに3%いつも取られ続けること」それにより「複利効果が薄まること」

を考えたら、

同じ商品を買ったとしても、①ノーロードを買った方が圧倒的に得をすることになります

運用期間が長くなればなるほど、この差は顕著に出てくることになります

 

 

日本では、お金に関する教育がほとんどされずに、成人を迎えます

私たちの命の次に大事かもしれない、お金の教育がされないんですよね

恐ろしいことだと思います

お金を騙し取られる人が後を絶たないのも必然でしょう

自分と家族を守るためにも、お金に関する知識を身につけていきたいものです

 

The following two tabs change content below.

kei

税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
モバイルバージョンを終了