税理士の山本です。
これから、開業なさる美容室オーナー様から、こんなご質問をいただきました。
「営業利益が赤字にもかかわらず、倒産しないのはなぜでしょうか?
営業利益が赤字ということは、その月の収入よりも支出の方が多いということですよね?」
お店が倒産するのは、手元資金が底をついた時です。
個人事業主のオーナー様の場合、その月の収入より支出が多くても、
預貯金があればそれを取り崩すことで、お店を続けていくことができます。
つまり、営業利益が赤字でも、手元資金があればすぐに倒産とはなりません。
しかし、営業利益が赤字の状態が続ければ、手元資金は少なくなっていきます。
そして、手元資金がなくなったタイミングで、
それ以上お店を続けることが不可能となり、倒産に至るということです。
営業利益が赤字でも、倒産にならないのは、
そういう理由なんだなと知っておいてください。
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kei
税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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