美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

1店舗目をエリート立地にするのは、ちょっと待って!

美容室のエリート立地

 

 

どうも、春ですね。メガネです。

 

 

 

 

 

「乗降客数の多いターミナル駅の駅前」

 

 

 

「人通りが多い有名な通り」

 

 

 

 

 

など、集客力のある立地を、エリート立地や一等立地なんて呼んだりします。

 

 

 

 

千葉なら、千葉駅の中央改札、徒歩30秒とか。

 

 

 

 

あと、富士見のスクランブル交差点のある通りなんて、たまりませんよね。

 

 

 

 

ああいう立地のことです。

 

田舎者の私にとっては、憧れの場所なんです。

 

 

 

 

 

ですが、この事実を知っておいてください。

 

 

 

 

 

「エリート立地は、儲かりません。」

 

 

 

 

 

はい、夢がないって言われるのを覚悟で言ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

できることなら、1店舗目での出店は、避けてほしい。

 

 

 

 

2、3店舗展開して、既存店舗で利益が生み出せるようになったら、

 

 

 

 

ブランディング戦略の一環として出店してください。

 

 

 

 

というのが私の正直な気持ちです。

 

 

 

 

それほど、儲からないのが、エリート立地です。

 

なぜ、エリート立地は儲からない?

 

 

 

「集客はしやすいが、初期費用も家賃も高い。」

 

 

 

 

これが、エリート立地の特徴です。

 

 

 

 

そう、最大の原因は、「家賃が高い」から。

 

 

 

 

もう、悔しいくらいに。

 

 

 

 

実際、大手企業でも採算が取れていないエリート立地のお店もあります。

 

 

 

 

大手がエリート立地に出店するのは、ほとんどブランディングの一環です。

 

 

 

赤字は、広告宣伝費、採用費と割り切ってる。

 

 

 

エリート立地にお店があるということがブランド力になり、

 

 

 

 

全店舗で見たときに利益が上がって、さらに求人が来るようになれば、経済合理性がありますよね。

 

 

儲かっているのは

 

 

ただし、エリート立地でも十分に採算がとれる場合があります。

 

 

それが、

 

 

①世界的に有名な高級ブランド店(高価格帯)

 

 

・・・一流ブランドが立ち並ぶ立地にあることがステータスになり、十分な利益が確保できるからです。

 

 

 

②単価が安く、回転率が高いお店(低価格帯)

 

 

・・・1,000円カット、ファーストフード店などがその典型ですね。

 

 

 

 

つまり、極端な高価格と極端な低価格をビジネスモデルにできるのであれば、勝算が高い。

 

 

 

 

ただ、悔しいですが、どちらも中小企業や個人事業主が簡単に運営できる業態ではありません。

 

 

 

 

①高価格帯は、ブランディングや商品開発自体がむずかしい。

 

 

 

②低価格帯は、コストダウンが求められる。ディーラーに大量発注できる。

 

 

 

大企業ならではの家賃交渉力がある。

 

 

 

 

など、スケールメリットがない限り、中小事業者には厳しい。

 

だからこそ

 

 

勝ち残るために、生き残るために、

 

 

 

 

1店舗目からエリート立地に出店することは、避けてほしいです。

 

 

 

 

 

2、3店舗展開して、既存店舗で利益が生み出せるようになったら、

 

 

 

 

ブランディング戦略のために出しましょう。

 

 

 

 

その時の資金調達については、私に相談してください。

 

 

 

 

 

銀行からキャッシュを引っ張る方法を、田舎者の私ですが、一緒に考えます。

 

 

 

あなたの成功を、いつも応援しています。

 

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税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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