ジェルネイルって、何だか美味しそうな響きだなと、
税理士の山本です。
「ネイルサロンを開業したいのですが、どういう費用が必要になりますか?」
これから、ネイルサロン開業をお考えの女性からこんなご質問を頂きました。
こういった初期費用が必要になりますので、目安として知っておいてください。
1.不動産物件費用
マンションやアパートの1室などの「居住用物件(通称:自宅型)」で開業なさる場合は、
①前払家賃、②敷金、③礼金、④仲介手数料、⑤保証会社委託料、⑥火災保険料
が必要となります。
なお、地域にもよりますが、入居時に家賃の4~6ヶ月分はかかるでしょう。
なお、不動産管理会社に店舗(事業用)としての利用が可能がまずは確認をしてください。
※実は、不動産オーナーさんの意向で、事業用としての利用がダメな物件も多いです
一方、
「店舗用物件(通称:店舗型)」で開業なさる場合は、
上記に加えて、家賃の6~12ヶ月程度の保証金が必要となります。
そのため、
①「居住用物件」なら、家賃の4~6カ月分
②「事業用物件」なら、家賃の10~18か月分
の不動産物件費用が、かかるもんだと思ってください。
2.内外装の工事費用
受付カウンターを設置したり、店舗内に仕切りを作るなどの内装工事。
また、外装工事や看板設置などもするかもしれません。
その際は、まずは業者へ問い合わせをして、
自分のイメージを伝え見積りを作成してもらいます。
なお、内装費は節約できるポイントですので、
必ず、複数業者で相見積もりをすることをオススメします。
3.機材・備品
施術用のイスや机、ネイル道具をはじめ、ネイル用品を収納するキャビネット、
雑誌を置くマガジンラック、タオル、スリッパなどです。
加湿器やアロマディフューザーなどの家電の費用もここに含まれます。
また、電話やパソコンのほか、タオルをサロンで洗濯する場合は、洗濯機なども必要です。
4.広告宣伝費
ホットペッパービューティーなどの掲載費、ホームページ、チラシ、ショップカードなどです。
意外とみなさん、開業時に資金を確保しないのですが、
固定客が0人の状態で開業するなら、
広告宣伝費は、開業後の売上に直結しますので、必ず資金を確保しておいてください。
※欲を言えば、100万円は欲しいです。
5.運転資金
経営が軌道に乗るまでの、サロンの運営費(賃貸料や光熱費、備品代など)、
つまり、ランニングコストです。
オープン直後は、赤字が当たり前です。
そこから黒字になるまで、6カ月以上かかることも珍しくありません。
できれば、「家賃+光熱費+ネイル用品(仕入・消耗品)」の6か月分は確保しておいてください。
6.まとめに
いかがでしょうか?
自宅型で初期投資を抑えて、300万円~
店舗型で内装設備にこだわると、700万円~
これくらいは、最低でもかかるかなというのが、これまでの経験則です。
※居抜き物件でしたら、もっと安くいけます
もちろん、すべて自己資金でまかなうのは、現実的ではありません。
みなさん、「自己資金+銀行融資」で開業資金を準備します。
融資を受けれるのは、自己資金の2倍~3倍くらいが目安ですので、
900万円の開業資金が必要なら、
250万円~300万円くらい、自己資金を準備していただくことをオススメします。
※自己資金300万+融資600万というイメージです
「私、融資受けれるかな?」
と心配なら、私に相談してください。
あなたが、理想とするお店をオープンできますように。
kei
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