税理士の山本です。
今回は、融資を多めに受けようとして、軽い気持ちでやってしまいがちですが
非常にリスクがある「融資におけるの内装・設備」の見積書についてお話しいたします。
融資計画の時には、内装工事や・業務設備の見積書が要求されます。
この見積書ですが、内装屋やディーラーさんが融資用の見積書を、
実際より多い金額で作成してくれるケースがよくあります。
なぜ、このような見積書を作成するかと言うと、
「お店が軌道に乗るまでの間、ギリギリの資金でやりたくない。内装の見積りを多めにして、多めに融資を受けちゃおっかな。
本当は700万円しかかからないけど、1,000万円必要ってことにしての融資を受けて、
差額の300万円は、余裕資金として手元に取っておこう。」
なんて考えるケースや、
「追加工事がある場合に備えて多めに見積もりをとっておこうかな?使わなかったら、運転資金に使えばいいや。」
こんなケースがあるからですね。
しかしながら、この考え、かなり危険です!
銀行の「資金使途違反」となる可能性があるからです。
融資申込の時に銀行に伝えたとおりに融資資金を使わないことを、
銀行では「資金使途違反」と呼び、重大な約束違反に該当します。
「資金使途違反」が発覚すれば、銀行との信頼関係は即失墜します。
場合によっては借入の即時一括返済を求められる可能性があります。
実は、ウソをついて銀行からお金を借りて、本当は自分の遊びのために使ってしまうという人がいるんですね。
お金を貸す銀行からしたら、激怒ですよね、お金が返ってくる可能性はほぼ「0」なので。
銀行から、「借入を今すぐ一括で返せ!」って言われる危険があることを知らずに、
融資を多めに受けようとして、つい軽い気持ちでやってしまいがちですが、
お店の閉店につながりかねませんので、絶対にやめてくださいね。
kei
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