美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

残高不足でクレジットが落ちなかったことがあるんですが、開業融資を受けれますか?【信用は、お金では買えません】

美容室の開業と信用情報

 

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

「残高不足で、クレジットの支払いが落ちなかったことが1度あるんですが、開業融資を受けれますか?」

 

 

 

これから開業予定のオーナー様から、こんなご質問をいただきました。

 

 

 

クレジットカード、水道光熱費、住宅ローンなどの支払状況は、

 

 

 

融資審査でチェックされるポイントの1つですが、

 

 

 

「過去の支払いで遅延したことがあるんだよな。。。」

 

 

 

という方は少なくありません。

 

 

 

このように信用情報にキズがある場合は、融資を受けられるのでしょうか?

 

 

 

まず、結論からお伝えすると、

 

 

 

過去にクレジットカードや住宅ローンの支払いを遅延したことがあるからといって、

 

 

 

必ず融資が受けられないわけではありません。

 

 

 

申込自体は可能ですし、審査もしてもらえます。

 

 

 

ただ、信用情報に傷があるケースは、より融資が慎重になる・ハードルが上がるとお考え下さい。

 

 

 

特に、融資できるかきわどい時に、「信用情報に傷があるから。」ということが、

 

 

 

否決理由に繋がりかねないということです。

 

 

 

なお、信用情報に傷があるケースでポイントになるのは、

 

 

 

①クレジットカードなどの返済を遅延した「回数」

 

②正常に返済を開始してからの「期間」

 

 

 

この2つです。

 

 

 

①まず「回数」。

 

 

 

クレジットカード等の返済を、たまたま1回忘れてしまった方は、正直問題はありません。

 

 

 

 

一方問題になるのは、それを2回・3回と繰り返している方です。

 

 

 

こういった場合、銀行からの信用もガタ落ちになっていると思ってください。

(残念ですが、融資が通る可能性は低いです。)

 

 

 

②次に「期間」

 

 

 

正常にクレジットカード等を支払っている状態は、

 

 

 

最低1年、理想を言えば3年程度継続できていることが望ましいです。

 

 

 

失った信用を取り戻すためには、一定の期間が必要になります。

 

 

 

 

実際にお申込みになる際、ご自身の信用情報に傷がないのか気になる方は、

 

 

 

CIC等の信用調査会社から自身の信用情報を取り寄せてみるとよいでしょう。

 

 

 

インターネットでの閲覧でしたら、1,000円で閲覧できます。

 

 

 

信用はお金では買えません。

 

 

 

開業の時はあなたの「信用」が判断材料の1つになりますので、

 

 

 

時間と実績を積み上げることによって、コツコツ増やすという準備をお忘れなく!

 

 

 

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税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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