税理士の山本です。
オーナーさんが美容業以外の新規事業を始めるとき、
「どのくらいまで投資していいですか?」
と、よくご質問いただきます。
財務的な面を考えれば、できれば、
「美容業の営業利益+減価償却費」
この金額の範囲内で、新規事業の借入を10年以内に返せるならば、
それほど心配ないと答えています。
※債務償還年数を計算するということです
なぜなら、ここまでは銀行も資金を融資してくれる可能性が高いからです。
一方、10年以上になると、途端に厳しくなります。
新規出店なさる時も同様です。
新規出店の借入を、既存店舗の「営業利益+減価償却費」×10年以内でカバーできるなら、
それほど心配ありません。
ここで、新規事業を行う場合、
これだけは最低限クリアしておいて欲しいことを、5つ書き出してみると、
①事業に伴うコスト増を、既存事業の「営業利益+減価償却費」でカバーできるか?
②①が出来ないとしたら、
新規事業が軌道に乗るまでの運転資金を集める手段を「今」講じているか?
③新規事業に伴って、既存社員の給与は下がらないか?
④銀行は、その投資に協力的か?
⑤どうなったら新規事業を撤退するかを考えているか?(赤字期間、赤字金額など)
飲食業など、異業種への投資を検討のオーナーさんは、
リスクヘッジのためにも、
クリアしているかどうか、ぜひ確認してみて下さい。
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kei
税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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