美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

PLで重視される利益ってどれなの?【銀行評価を考えたなら】

営業利益と経常利益

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

銀行が決算書でよく見る利益が2つあります。

 

 

 

利益といっても、売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益といろいろありますので、

 

 

 

「PLの最後に書かれてるんだから、当期純利益が1番大事でしょ?」

 

 

 

という認識のオーナー様も多いですが、実はこれ間違い。

 

 

 

銀行は、「営業利益」・「経常利益」の2つを重視します。

 

 

 

まず「営業利益」は、お店の本業たる美容業ででた利益をいいます。

 

 

 

ここが「赤字=本業が儲かっていない」ということをシンプルに意味するので、

 

 

 

まずは、営業利益を黒字にすることが大切です。

 

 

 

そして「経常利益」。

 

 

 

これは、本業以外でも、経常的にでてくる損益を加減した利益です。

 

 

(経常的=たまたま1回だけではなく、毎年でてくるものというイメージです)

 

 

 

「本業+本業以外」=「お店全体の収益力」があらわれるのが、経常利益ということ。

 

 

 

つまり、「どれくらい返済能力があるか?」を意味するので、これまた重要な利益となります。

 

 

 

一言に利益といっても、PLにはたくさんの利益が書かれていますが、

 

 

 

その中でも「営業利益」と「経常利益」は、お店の本当の実力を測るバロメーターとなります。

 

 

 

開業なさったばかりのオーナー様は特にですが、

 

 

 

非常に重視される利益なんだ、ということは知っておいていただいて損はありません。

 

 

 

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税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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