税理士の山本です。
1.事業でお金を貯めるには
事業でお金を残そうと考えたら、何が一番いい方法でしょうか?
実は、
「事業でお金を貯めるなら、税金を払うのが1番の近道」
という事実を知っていましたか?
2.どういうことか?
法人税も所得税も、利益に対して税金がかかります。
①利益が100万円、税金を30万円支払うとして、70万円のお金が残りますよね。
②一方、30万円の税金を払いたくないので、
経費を100万円追加で計上し、利益を0円にしたとします。
利益は0円なので、納税も0円になりますが、残るお金も0円です。
①のケースでは、預金通帳の残高が70万円増えます(おめでとうございます!)。
②のケースでは、預金通帳の残高が1円も増えていません。
結果をみれば、もうお分かりかと思います。
実は、税金を払うからこそ、手元に資金が残ります。
「お金を貯めるなら、税金を払うのが1番の近道」
この事実は、必ず知っておいてください。
*なお、私の経験上、黒字の経営者の方ほど、この意識が高い傾向にあるように思います。
「毎年10億儲けて、しっかり納税して、預金通帳の残高を5億増やす!」とお考えの社長さんがいました。
本当に、仰る通りです。
そういう社長さんは、まっとうに勝負して、まっとうに勝っていますね。
3.まとめ
あなたの事業を存続・成長させていくのなら、税金は、必要経費です。
「税金を払う」ということは、「あなたが利益を出した証明」にほかなりません。
あなたが勝ったということの証明です。
素晴らしいことだと思います。
正直な話、今のご時世、赤字の会社の方が多いです。
私の感覚でいうと、全体の2割くらいしか、ホントの意味での黒字の会社はありません。
黒字であること、税金を払うほど利益を出したことは、素晴らしいことですので、
ご自分の事業を誇りに思っていただければと思います。
kei
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