美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

自己資本比率にこだわり過ぎて陥る罠

美容室と自己資本比率

 

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

一般に、自己資本比率が高いほど、財務体質がいいと言われます。

 

 

 

財務体質が良いと、安定した経営を行うことができたり、

 

 

 

銀行から資金調達をしやすくなります。

 

 

 

実際、銀行さんと話をするとき、自己資本比率の話になることも多いです。

 

 

 

ただ、よく財務セミナーや財務の書籍にある、

 

 

 

「財務体質を良くするため、自己資本比率を高めましょう!」

 

 

 

というアドバイスを真に受けすぎると陥る罠があります。

 

 

 

それは、

 

 

 

「自己資本比率を高めることにこだわり過ぎて、なるべく借入をしない。」

 

 

 

という行動をとってしまうという罠です。

 

 

 

つまり、必要な投資をしなくなり、成長がストップしてしまうということです。

 

 

 

経営をしていると、リスクをとって勝負をかけなければならないタイミングが、

 

 

 

1度や2度、必ず訪れます。

 

 

 

そんなタイミングで、必要な投資をせずに成長できない。

 

 

 

その見極めは難しいですが、それが経営だと思います。

 

 

 

市販の書籍に書いてあることは、あくまで一般論で、

 

 

 

オーナー様の今あるべき姿に当てはまるとは限りません。

 

 

 

自己資本比率といった数字にこだわり過ぎて成長が止まる。

 

 

 

そうならないように、適切なリスクをとっていきましょう。

 

 

 

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税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
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