美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

月次試算表の提出スピードと、銀行融資

美容室と銀行融資

 

 

銀行に融資の申込みをすると、いくつか資料を求められますが、

 

 

その1つに、

 

 

「月次試算表(げつじしさんひょう)」

 

 

があります。

 

 

 

 

会社の経営成績を確認する資料は、

 

 

決算書が最もメジャーですが、

 

 

決算書は、1年に1回しか作成されません。

 

 

 

では、決算以降の経営成績は、どうか。

 

 

それを確認するためのツールが、試算表です。

 

 

 

足元の経営成績を見るため、

 

 

銀行は必ずと言っていいほど試算表の提出を求めます。

 

 

 

 

ここで、大切な事実を1つ知っておいてください。

 

 

意外と知られていないのですが、

 

 

 

「すぐに試算表が出せるかどうか。」

 

 

 

試算表の数字も、もちろん大切ですが、

 

 

実は、これも銀行評価を決める1つの分岐点です。

 

 

 

 

融資では、試算表の提出依頼があった時、

 

 

 

①すぐに提出できるケース

 

 

②提出に時間がかかるケース

 

 

 

に分かれると思います。

 

 

 

 

 

①すぐに提出できる場合、

 

 

数字の良し悪しは別にして、

 

 

少なくとも、業績管理が出来ている会社だと評価されます。

 

 

 

※毎月や3か月に1度など、

 

短いペースで作っていればいるほど、高評価です。〇

 

 

 

 

②逆に、提出に時間がかかる場合、

 

 

「この社長さん、自社の業績も把握してないのか?」

 

 

とマイナスの印象を持たれます。△

 

 

※前の決算以降、全く試算表を作っていないようなケースです

 

 

 

 

そのため、融資をお考えの場合、

 

 

試算表は、できるだけ速く提出することをオススメします。

 

 

 

 

ちょっとしたことですが、

 

 

実は、銀行評価が大きく違ってくるからです。

 

 

 

 

※なお、余談ですが、

 

 

銀行さんいわく、

 

 

 

「数字は、頭の中に入っている。」

 

 

 

時々、試算表を作らずに、

 

 

こういったセリフを言って融資を申し込む方がいるそうですが、

 

 

どうかやめておいてください。

 

 

 

定性評価を、ガクンと下げるそうです。

 

 

 

 

銀行さんは、目に見える経営成績を試算表で確認できなければ、

 

 

怖くて融資できないのが、本音のところ。

 

 

 

 

また、試算表は、融資を受けるために必要なだけでなく、

 

 

自社の経営成績を把握するために有益なツールです。

 

 

ぜひ、積極的に作成してください。

 

 

・・・できれば、毎月作っておいてください<(_ _)>

 

 

あなたの成功を、いつも応援しています。

 

 

The following two tabs change content below.

kei

税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。
モバイルバージョンを終了