税理士の山本です。
お金を借りるとき、いろいろな資料の提出が求めらます。
その中で、銀行さんが何のために見ているのかを少しご紹介します。
別に、融資が通り易くなるとか、そういう話ではないですよ。
1.「運転免許証をなぜ見るか」
必ず提出する資料として「運転免許証」があります。
目的は、本人確認のためです。
銀行の担当者さんに聞くとけっこうあるらしいです、「なりすまし」が。
銀行は、マネーロンダリングを防ぐための『犯罪収益移転防止法』で、
取引相手の身元や取引の目的をしっかりチェックすることが義務づけられています。
そのため、新規に口座を作る際などには、必ず運転免許証などの身分証明書を提示しなければなりません
それと、運転免許証には、その人の性格や個性が出ますよね。
いろんな免許をもっている、免許証の色、そして、再発行の回数なんかですね。
免許証を見ることで、その人の性格や個性をチェックしているんですね。
2.「通帳の原本をなぜ見るか」
そして必ず提出するのが、「通帳の原本」ですよね。
こちらは、今のお金の残高が分かれば良いと思いがちですが、
実は、入出金の流れから、その人の性格を見たりしています。
家賃や水道光熱費などが定期的に支払われているかどうかとか、
キャッシングなど、銀行に報告していない借入がないかどうか、
自己資金と言いながら、ある日、突然、大きな入金がないかとか。
あと、衝撃的だったのが、
本当に、この人の通帳なのかどうか確認しています。
銀行員さんは、自分の銀行の通帳なら、システムを見れば残高を確認できますが、
他の銀行の通帳となると、通帳の現物を見るしかありません。
通帳を開くと分かりますが、真ん中に縫い目がありますよね。
この縫い目がおかしくないか?も見たりします。
要は、「表紙と中身が入れ替えられていないか?」を見るということですね。
通帳を偽造して銀行から、お金を騙し取ろうという人がいるんです。
こわい世の中ですね。
山本も融資サポートする時に、チェックするようにしています。
たしかに、通帳を見ると、その人の生き方がなんとなく表れていますよね。
私も、通帳の動きには気を付けます。
kei
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