税理士の山本です。
「美容業の取引先をご訪問するときは、こんな点を見ています。」
先ほど、とある地方銀行の方と話したのですが、こんなことを言っていました。
1.入り口
まず「入り口」。ここでお店全体の様子を何気なく眺めるとのこと。
スタッフさんの挨拶等の反応はどうか。
蛍光灯は明るいか、汚いか、きれいかなど。
成績のよいor良くなるお店は、スタッフさんの挨拶も明るいし、きちんと整理整頓されている。
逆に、成績の悪いor悪くなるお店は汚いし、何となく暗い。
この「何となく」をキッカケに、銀行員はその取引先の実態をつかむとのこと。
「何となく」というのは抽象的ですが、つまりは経験からくる「勘」だそうです。
また、入り口に店販商品が陳列されている場合がありますが、商品はお店の顔。
この商品にホコリがかぶっているようでは、あまり大きな期待はできませんとのこと。
2.お店の中の雰囲気
つぎにお店の中の雰囲気。
ここでもスタッフさんの様子や、整理整頓状況、活気などを感じ取るそうです。
それから、観葉植物。
美容業のお店は、観葉植物が置かれていることが多いため、
その観葉植物が生き生きとしているか、それとも枯れかかっているのか、
キレイに掃除されているのか、それとも鉢の周りは落ちた葉が散らばっているのか。
これをよく見ますとのこと。
特にこの植物の状態は、お店の真の姿を表していることが、過去の経験から多いそうです。
気持ちに余裕があれば、きちんと水をやり植物が枯れることはありません。
逆に気持ちに余裕がなければ、水をやることを忘れ、
枯れてフロアに落ちた葉っぱもそのままの状態で放置されます。
そういう意味で、植物の状態は、そのお店の真の姿を表している場合が少なくないと。
お店の成績は決算書によって数字で現れますが、
決算書では知ることが出来ない真の姿を、店舗内のちょっとしたことで銀行は感じているとのこと。
銀行融資は、決算書のスコアだけでなく、こういった数字に表れないことも評価対象になるので、
そんな点が見られているんだということは知っておいてください。
それでは。
kei
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