税理士の山本です。
近年は、明らかにお金を借りやすいです。
特に、中小企業のメインの取引先である、地方銀行や信用金庫は、
どこも「ぜひ、私共から借りてください」という姿勢になっています。
これは私の印象だけではなく、実際に銀行さんが言うくらいです。
私のお客様でも、少し業績が伸び始めたとたん、頻繁に銀行の担当さんが顔を出しに来たり、
オープンしたての美容室に飛び込み営業が来たり、といったことが実際に起こっています。
長らく経営を続けてきたオーナー様は、
「昔と全然態度が違っていて、驚いた。」とおっしゃっていました。
そういう意味では、マイナス金利以後、借入をしやすくなったのは確かです。
逆に、少し前リーマンショック後あたりは、
融資のハードルが非常に厳しかった時代もありました。
この時期の銀行の融資姿勢は、とても厳しいものでした。
(ご経験なさったオーナー様であれば、共感していただけると思います。)
結果、多くの中小企業が倒産していったわけですが。
そんな厳しい時期がありつつも、今は金融緩和によりとても借りやすい時代です。
我々経営者にとっては、安定した財務基盤を築きやすい時代でもある。
ですが、この状況が今後もずっと続くかというと、そうは言い切れません。
「今は、異常に借りやすい時期である」
このことを、強く認識する必要があります。
言い換えれば、
①「運転資金の融資を受けて、手元資金を手厚くしておく」とともに、
②「設備資金の融資を受けて、出店を進めるのであれば、今」
ということを認識しておかなければなりません。
世の中の流れが変わる前に、資金調達がしやすい今、何をするのか?
それを意識して準備・行動した経営者だけが、
いつかまた来る「借りにくい時代」を乗り切れると感じています。
それでは。
kei
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