美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

 

 

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

 

銀行融資の審査においては、判断材料の１つとして税務署に提出した決算書がチェックされます。

 

 

 

 

その中でも、チェックポイントの１つが「交際費」の金額。

 

 

 

 

 

決算書を見れば、１年間にどれくらい交際費があったのか知ることが出来ます。

 

 

 

 

 

交際費は、オーナー様同士の情報交換、異業種の経営者・専門家同士の情報交換など、

 

 

 

 

 

経営に有益な情報を獲得するために、必要な経費であることに間違いありません。

 

 

 

 

 

しかしながら、程度があるのも確かです。

 

 

 

 

 

中には「えっ、こんなに」と思うほど多額の交際費をお使いになるオーナー様もいますが、

 

 

 

 

 

銀行はこれを嫌います。また、税務調査も呼びやすくなります。

 

 

 

 

 

 

主な理由としては、

 

 

 

 

「経営管理のずさんさが伺える。」

 

 

「個人的な支出も交際費としているのではないかと疑われる。」

 

 

 

 

要するに、経営者の「いい加減さ」が懸念されるからです。

 

 

 

 

 

私もいろいろなオーナー様の決算書を拝見しますが、

 

 

 

 

 

財務内容がしっかりとしているオーナー様ほど、交際費は少ないです。

 

 

 

 

 

ほとんど交際費を計上していないオーナー様もいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

決算書は、経営者の意向や性格が色濃く反映されます。

 

 

 

 

 

節度を越えた交際費の使用は、経営者その人自身の「いい加減さ」を銀行や税務署は疑うのです。

 

 

 

 

 

くれぐれも、使い過ぎにはお気を付けください。