税理士の山本です。
利益を出している美容室のオーナーさんを見ていると、
「共通点があるな」と思うことが何度もあります。
今日はそのうちの1つをお伝えします。
利益をだしているオーナーさんが高い確率でしていること、それが
「テナント物件の家賃交渉」
です。
さすがです、というより他ありません。
美容室のテナント物件の家賃は、「4大経費」の1つと言われています。
材料費・人件費・広告費とともに、美容室の経営を左右する4つの経費だからです。
①「不動産契約の際に支払う保証料や仲介手数料など」は、
1か月分の家賃をベースに決まることが多いです。
したがって、家賃が下がり、最初に支払う金額が減るということは、
つまり、開業時の銀行借入の金額を減らせるということです。
また、②「毎月稼がなけれならない売上」も、
家賃が毎月20万なのか、25万なのかで全く違ってきます。
美容室で粗利率が90%なら、
5万円の固定費を回収するには、55,555円、追加で売上が必要になります。
更に、③「2年~3年に1回ある更新のたびにかかる更新料」も、
家賃の金額をベースに決められることがほとんどです。
このように、家賃は経営に大きな影響を与えます。
契約した後で交渉するというのは、なかなか難しいので、契約前にきっちり交渉をしてください。
交渉するのは「タダ」なので、ぜひ交渉してください。
1度決まってしまうと、ずっとその家賃を払い続けることになるので、最初が肝心です。
そして、家賃交渉の前に、必ずすべきなのが、
「家賃の地域相場をリサーチしておくこと。」
家賃相場を調べてください。この情報があなたの武器になります。
確かな相場観があれば、提示された家賃が安いのか高いのか判断できません。
必ず、「家賃の地域相場をリサーチしておくこと」を忘れないでください。
家賃などの固定費の高さは、あなたの経営を圧迫します。
最初が肝心です。交渉するのは「タダ」です。
利益をだしているオーナーさんが、高い確率でしている、
「家賃の地域相場をリサーチすること」+「家賃の交渉をすること」を実践してみてください。
kei
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