税理士の山本です。
「法人で金融商品へ投資をしようと思うんですが、銀行から資金を借入れることってできますか?」
ときどき、オーナーさんからこんなご質問をいただくことがあります。
株式、信託、仮想通貨などの金融商品の購入資金のために、銀行融資を受けれるかというと、
まずできないとお考え下さい。
なぜなら、そもそも銀行融資は、事業に使用されることを目的にしているのが原則ですが、
金融商品の購入は、本業である美容業に直接関係がないためです。
また、もう1つ銀行融資になじまない理由があります。
それは、金融商品への投資は、価格が上がって儲かることもあるかもしれませんが、
逆に価格が下がって損失を被る可能性も高いということ。
このように投融資は、収益を生み出す可能性が極めて不安定であり、
安定した返済が見込めないという側面もあります。
そのため、返済原資が不安定である金融商品を買うために融資を申し込んでも、
不動産・連帯保証人など、しっかりとした担保を提供できなければ、原則として断られると思ってください。
※また、付け加えると、本業に関係のない有価証券が法人の帳簿に載っていると、
財務スコアが下がりかねないので、
これまたご注意ください(できれば法人で買わないでくださいm(__)m)
kei
最新記事 by kei (全て見る)
- 【ただいま、新規顧問契約のお申込みを停止させていただいております】 - 2021年11月25日
- 経済産業省より、「月次支援金のリーフレット・詳細」が公表されました!【一時支援金・第2弾】 - 2021年5月19日
- 山武市中小企業緊急支援給付金【山武市の理美容業のオーナー様へ・市独自の給付】 - 2021年5月17日