税理士の山本です。
個人事業を営むお客様から、よくこんなご質問をうけます。
「会社作るとメリットがあるってよく聞くけどさ、どんなメリットなの?」
なるほど。
個人事業から法人成りするとメリットがあるという認識は広まっていますが、
どんなメリットなのか認識している人は確かに少ないかもしれません。
そこで、会社にするメリットを何回かにわけて書いてみたいと思います。
第5弾「生命保険で節税できる」
今日は、第5弾「生命保険で節税できる」です。
結論として、
「生命保険契約を会社名義で行うことで、節税と退職金の準備をすることができます。」
どういうことか?
オーナーさん「個人名義」で生命保険に加入して保険料を払う場合、
たとえ年間100万円払ったとしても、
確定申告の時に生命保険料控除できるのは、最大で12万円までです。
一方、「会社名義」で生命保険契約をして、
被保険者をオーナーさん、保険金の受取人を会社とします。
そして、オーナーさんの退職時期にあわせて満期がくる、または
解約した場合に返戻金が1番大きくなるように契約内容を設定します。
するとどうなるか
まず、一般的な生命保険では、月々の保険料の1/2が、会社の経費になっていきます。
そして、保険金が会社に入ると、会社にはもうけが出ますが、
その保険金を元手にオーナーさんに退職金を支払います。
そのため、まるまる退職金が経費になるので、会社には税金がかかりません。
また、退職金を受け取るオーナーさん個人としても、
給与(役員報酬)として受け取るよりも、退職金として受け取ったほうが、
個人の税金が優遇されるため、手取り額が多くなります。
イメージとしては、税率が1/2になると考えてください。
このように、会社名義で保険契約をすると、メリットがあるので
上手に活用してくださいね。
<今日のまとめ>
生命保険契約を会社名義で行うことで、節税と退職金の準備をすることができます。
kei
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