税理士の山本です。
以前、ある大手ハウスメーカーの方から、
「アパートを建てた方々の確定申告を手伝って欲しい。」
と頼まれたことがあります。
加えてそのメーカーさんが言っていたのが、
「ほとんどの人が赤字だから、簡単ですよ。」
とのこと。
自社で建築したアパートを
「ほとんど赤字です。」
と言い切ってしまうそのメーカーさんの姿勢はどうかと思いますが、
将来、不動産経営をお考えのオーナーさんは、
くれぐれもお気を付けいただきたいと思っています。
赤字でも、資金繰りの面で採算が取れるならよいのですが、
最近話題の一括借上方式はタチが悪く、集団訴訟沙汰にもなってます。
要するに、儲からないということです。
また、家賃収入ではなく、
「相続対策でアパートを建てましょう。」
という営業トークで勧めてくる方もいます。
確かに税金対策として、手元の現預金を不動産に変えるのは有効です。
しかし、節税額以上に損しては、元も子もありません。
まずは相続税なしで考えて、採算が取れる物件か、真剣に検討してください。
「美容室経営で生み出した余剰資金を、不動産などに投資したい。」
とお考えになるオーナーさんも多いかと思います。
億単位の投資になりますから、慎重に決めましょう。
kei
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