税理士の山本です。
2店舗以上経営している場合には、
必ず店舗ごとの成績を把握するようにしてください。
①経営管理に役立つのは、もちろんのこと、
②融資で役立つためです。
融資の視点でお伝えすると、
2店舗以上、店舗を経営している場合、
必ずと言っていいほど、店舗ごとの成績をヒアリングされます。
もちろん、銀行評価は、店舗ごとの成績を把握されているオーナーさんが高くなります。
複数の店舗を運営している場合、
「全体の成績」のほか「店別ごとの成績」を確認してきます。
店舗の中にはきちんと採算が取れているところもあれば、
赤字となっている店舗もあって当然です。
そのため、赤字の店舗があるからダメだということは、全くありません。むしろ自然です。
そして、このポイントを、
ぜひ覚えておいていただきたいのですが、
銀行さんは、
「店舗ごとの成績をきちんとオーナーさんが把握し、
赤字店舗がある場合、黒字転換への対策を検討しているかどうか。」
を、とても知りたがっています。
また、
「赤字店舗のマイナスをカバーするために、
無理に新規出店を重ねてないか。」
も確認されています。
赤字店舗があると、銀行に提出したくない。
という考えも浮かぶと思いますが、
提出しないと、むしろマイナスです。
情報開示に協力的でないと、
銀行の融資態度は、厳しく保守的なものとなります。
むしろ、赤字店舗の存在を認めつつ、
積極的に情報開示をした方が評価が高くなります。
まとめに
①2店舗以上経営している場合には、
必ず店舗ごとの成績を把握するようにしてください。
※税理士に「店舗ごとの試算表」必ず依頼してください。
というより、美容室でこのデータを提供されてないのであれば、
手を抜かれています。
経営管理における最重要情報の1つが提供されていないなら、
あなたのことを親身に考えているとは言えません。
そして、
②「店舗ごとの成績をきちんとオーナーさんが把握し、
赤字店舗がある場合、黒字転換への対策を検討しているかどうか。」
これを説明できるようにしておいていただけると、
融資の面談では、評価が高くなりますので、
ぜひ、知っておいてください。
kei
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