税理士の山本です。
美容室オーナーさんから新規にご相談いただく際、
決算書を拝見させていただくと、
「利益を出すために、粉飾しているな。」
とわかるケースがあります。
「銀行評価を上げるため。」
というのが、ほとんどの理由ではありますが、
粉飾決算がばれた時、銀行がどのような対応をするか。
粉飾のリスクも知っておいてください。
【銀行の対応】
第1段階:新規融資を出さないようにする。
第2段階:既存融資の一括返済を求めてくる。
第3段階:経営者(場合によっては粉飾決算を作った税理士)に、貸倒れた融資の損害賠償を求めてくる。
第4段階:詐欺罪として、経営者を刑事告訴してくる。
大きく分けて、この4段階の対応をしてきます。
見ていただくとわかりますが、厳しい対応ですよね。
ちなみに私は、粉飾決算を認めていません。
実態ないものを資産計上する粉飾は、
①ビジネスの協力者である銀行をだます行為であり、
オーナーさんの社会的信用を落とす原因になること。
そして、
②決算書が正確な成績をあらわさなくなるため、
オーナーさんの経営判断を誤らせるリスクがあるためです。
美容業において粉飾は、百害あって一利なしです。
くれぐれも、なさらないようにお気を付けください。
kei
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