税理士の山本です。
銀行融資の審査は、決算分析よる返済能力の確認が中心ですが、
決算内容が良好で返済能力が認められるからといって、銀行がいくらでも融資を行うわけでもありません。
保証協会付融資であれば、万が一の場合でも融資を回収することが出来ますから、
決算分析だけでも良いかもしれません。
しかし、プロパー融資となれば、銀行は貸し倒れのリスクが高まります。
したがって決算分析だけではプロパー融資などの突っ込んだ融資を銀行はしづらいのも事実です。
融資先のリアルな姿、つまりお金の流れが見えてると銀行は安心出来るのです。
預金口座に売上の入金がある、預金口座から仕入や経費の支払いがなされている。
このような状態にあると銀行は融資先のお金の流れをリアルに把握でき、
決算以降の融資先の状況が概ね把握出来ることになります。
つまるところ、日々の売上の入金に使っている銀行には、プロパー融資のお願いがしやすい状態にあるということです。
「銀行にはあまり情報を渡したくない。」
というオーナーさんもいらっしゃいますが、スムーズな融資を勝ち取るのであれば、逆です。
銀行はビジネスパートナーですので、情報を伝えてあげればあげるほど、
信頼が得られ、協力を得られやすくなります。
kei
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