税理士の山本です。
銀行の信頼性を上げたいのであれば、
決算書に残高証明書の写しを添付するのはオススメの方法の1つです。
どういうことか。
残高証明書が添付されていれば、決算書に書かれている現預金の金額が正しいと証明できるからです。
当然ですが、A銀行は、決算書に書いてあるB銀行の預金残高が本当かどうか調べることはできません。
決算書に記載されている残高を見て、「〇円あるんだな。」と間接的に確認できるだけです。
余談になりますが、銀行さん曰く、
他の銀行の預金残高を調べることができないことを逆手にとって、
銀行の決算書評価を上げるために、
現預金残高を水増しした決算書を提出なさる経営者の方もいるようです。
銀行から決算書を求められたら、
残高証明書を決算書に添付しないといけないという決まりはありませんが、
お手間でなければ、別の銀行の残高証明書を一緒に添付してあげてください。
もしくは、預金通帳の写しを見せてあげることでも構いません。
そうすることで、銀行の信頼性が高まります。
「決算書に書いてある預金残高・借入金残高は本当なので、安心してください。」
というオーナーさんからのメッセージに他ならないからです。
銀行の定性評価を上げたいとお考えであれば、ぜひお試しください。
kei
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