税理士の山本です。
「オーナーさん、この支払の内容を教えていただけますか?」
税務調査では、このように支出の内容について調査官から説明を求められることがあります。
あれこれ聞かれやすいのは、
・無形のサービス(コンサルティングやアドバイス料など)
・飲食や贈答などの交際費
・旅行代金、出張費、衣類の購入費
などです。調査官としては、
「実態のない支払いではないか(経費の水増しではないか)?」
「家族との飲食代や個人的に使っているものではないか?」
という目線でチェックしています。
そのため、交際費などの支出があれば、
飲み食いであれば、「誰と飲食をしたか」
開店祝いの花など、誰かへの贈り物であれば、「誰にプレゼントしたか」
視察旅行であれば、「誰といったのか」
コンサルティング料であれば「どんな相談をしたのか」
などを領収書にメモしておくのが望ましいです。
自分で書いたメモであっても、何も書かれていない領収書よりはるかに証拠能力は高いからです。
また、「仕事とプライベートの支払いをキッチリ分ける、誠実な経営者なんだな。」
という印象を与えるという効果もあります。
そんなメリットづくしの領収書へのメモ書き、
上手に活用していただいて、仕事の支払いであるという証拠を残すようにしてください。
kei
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