税理士の山本です。
将来、美容室・理容室などを開業しようとお考えのあなた。
ビジネスモデルを考えるとき、財務的なことを考えたりしていますか?
「どんな内装にしようかな。」「どんなメニューにしようかな。」
こういうのを考えるのって、すごく楽しいと思うんですよ。
でも財務的なことって、
とっつきにくいというか、面倒くさいというか。
正直、後回しにしたくなりますよね?
しかし、独立開業して実際にビジネスを行うとなると、そうも言っていられません。
なぜなら、
油断するとサービスを提供するどころじゃなく、
資金繰り破綻(つまり倒産)してしまうからです。
そんなわけで、ビジネスモデルを財務面から考えてみる必要があるわけです。
で、財務面といっても、具体的に何を考えればいいのかというと、
大きく分けると、次の4点です。
①ビジネスの立ち上げにどのくらいのお金が必要なのか
→「初期投資(設備資金)+運転資金」は、いくら必要なのか計算する。
②毎月、何のために、いくらお金が必要なのか
→オープンしてから、家賃・人件費・借入返済など、継続的な支払がいくら発生するのか計算する。
③毎月、どんなサービスを提供して、いくらお金をもらうのか
→オープンしてから、継続的な収入がいくらあるのか計算する。単価×客数の決定です。
④①の初期投資は、何年で回収できるか
→店舗の内外装工事に1,000万円投資したなら、
累計1,000万円以上の利益をあげるのに、何年かかるかということを計算します。
次の店舗リニューアルまでに、この投資を回収しきるだけの利益を上げる必要があります。
以上4つ。
これを計算していただいて、
「キチンと利益を上げながら、営業を継続できるような計画かどうか。」
これを検証していただきたいということです。
1度、計算していただくとわかりますが、
「このままじゃ利益たりなくね?」
「家賃と広告宣伝費だけで、〇%もかかるんだな。」
「資金繰りを考えると、メニューは〇円にする必要があるな。」
なんて情報が見えてきます。
そう、改善点が見えてくるんですね。
1度店舗をオープンしてしまうと、
メニューや価格はなかなか変えずらいものです。
だからこそ、オープン前にシミュレーションしていただいて、
「こんなはずじゃなかった。」
という事態を防いで頂きたいと思っています。
まとめに
将来、美容室・理容室などを開業しようとお考えの、未来のオーナーさん。
もし、1人で財務的なことを考えるのがご不安なら、
私に相談してください。
一緒に考えていきましょう。
kei
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