税理士の山本です。
美容室の開業のお手伝いをしていると、よく聞かれるのがこの質問。
「個人事業と会社(法人)、どう違うんですか?」
個人事業と法人の違いを理解していただくと、どちらが有利かも見えてきます。
今日は、その第2弾、「融資の受けやすさ」です。
2.「融資の受けやすさ」
まず、結論から
「開業時の融資の受けやすさは、個人でも法人でも変わりません。」
なぜか、
お金を貸す金融機関の立場からすると
個人事業でも法人でも、過去の実績はゼロ「0」だからです。
長年続いている中小企業であれば、決算書などのデータを分析することができます。
ですが、起業する前の人は実績がゼロ「0」なので、
分析対象となるデータがないんですね。
もちろん、開業する方のこれまでの「経歴」や、「自己資金の金額」など、
目安となる材料はありますが、コンピューターで分析して結論をだすわけにはいきません。
データの絶対量が足りなすぎるためです。
そのため、開業時の融資の受けやすさについては、どちらが有利ということはありません。
そのため、個人事業でも法人でも変わらないんです。
なお、あなたが「個人事業にするか法人にするか」は、
開業時の融資の受けやすさに影響しませんが、
あなたの「経歴」・「自己資金」・「信用情報を綺麗にする」など、
開業前にどれだけ準備をしたかは、
「融資の受けやすさ」に影響します。
とんでもなく重要ですので、それはお忘れなく。
kei
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