税理士の山本です。
公庫の創業計画書には、「経営者の略歴等」という欄があります。
この欄、「年数と勤務先」だけしか書かない方もいらっしゃるのですが。
正直にお伝えすると、もったいないです。
できることなら、
「店長・マネージャーなどの管理職としての役職・経験」
「習得した技術の内容」
これを具体的に記載するようにしてください。
公庫の創業融資においては、それがプラスに働きます。
なぜか。
創業融資は、転職に近いからです。
あなたが人を雇うとして、勤務経験の長さだけで人を採用するでしょうか?
普通はしませんよね。
それよりも、
「これまでどんな技術を習得して、どんなことができるのか。」
これを重視するはずです。
公庫の担当者も、同じ目線で美容室の開業予定者の方をチェックしてきます。
美容室を経営なさるのであれば、
美容師としての技術以外にも、採用スキルやマネジメントスキルが必要となります。
つまり、店長やマネージャーなど、人を管理する経験をしてきたかを重視してくるということです。
勤務時代に人をまとめた経験がないのに、
いざ美容室を開業したら、まとめられると言われても、にわかに信じがたいはずです。
なので、独立のときは、店長・マネージャーといった管理職での経験がプラスに働くということを意識しつつ、
勤務時代から、そのために必要な経験を積んでおくことをオススメします。
スムーズな開業に結び付けるためにも、
将来、公庫の融資を利用して独立をお考えの方は、
頭の片隅に入れておいていただければと思います。
kei
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