税理士の山本です。
「1台100万円以上する最新の○○が、
5年間のリースなら、月々1万円でご利用になれます。」
よくあるリースの営業トークの1つですが、
こう提案された時、何を思うでしょうか?
「5年間リースで60万円なら、安いかも。」
「月々1万円なら、払えないこともないな。」
もし、このようなことを思い浮かべたなら、注意が必要です。
「向こう〇年間、毎月、定額の支払いが続く。」
この事実は、キャッシュフロー面であなたを苦しめます。
リース契約は、固定費の増加にほかなりません。
契約した時は気にしなかった支出も、
経営が苦しくなってくると、重い足かせとなってきます。
1.中古市場ではいくらか
中古市場に出回ったリース品が、
いくらになっているか、調べてみたことはあるでしょうか?
新品価格で100万円だったものが、
2年後には20万円。
倒産流れ品なら、5万円前後。
「原価は、おいくらですか?」
と、思わず言いたくなるような値段設定ですが、
リース市場の現実です。
2.経験したオーナーさんは知っている
1度、リースで失敗なさったオーナーさんは、経験で知っています。
「使えるなら、中古でかまわないと。」
特に、お客様の目に直接つくものでなければ、
また、お客様へのサービスに直接関係ないものでなければ、
新品である必要はありません。
キャッシュフローを考えたら、中古で十分です。
3.まとめに
リースに割安感を感じているのなら、危険です。
「1台100万円以上する最新の○○が、
5年間のリースなら、月々1万円でご利用になれます。」
そういった営業トークで割安感を演出し、
独立なさったばかりのオーナーさんを食い物にする業者を、腐るほどみてきました。
リースに割安感を感じないよう、
くれぐれも、お気を付けください。
kei
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