税理士の山本です。
「フランチャイズに加盟したんですが思うように軌道に乗らず、資金繰りがまわらない。」
こうしたFCオーナーさんはとても多いのですが、
フランチャイザーとの関係で問題となりやすい点として、次のようなものがあります。
①勧誘時に出された事業計画どおりにいかない
②本部によって仕入先が指定されているため、仕入コスト削減など工夫ができない
③加盟金を支払うも出店できないことがある、しかも加盟金は戻ってこない
う~ん。せちがらいですね。
フランチャイズのメリットの最たるものは、
そのブランド・ノウハウのもと、新事業の展開ができることですが、
今まで自分で経験したことのない事業に参入し、失敗するパターンが多いのも事実です。
フランチャイズザーとしては、フランチャイジーがどうなろうと、
自分が出店費用を出すわけではなし、人件費、家賃を負担するわけではないので、リスクはほとんどない。
多額の加盟金とロイヤリティを得られればOK。
さらに、契約で仕入業者も指定し、その仕入業者からバックマージンをもらうこともできる。
※こうしてみると、自分がフランチャイザーになるほうが、どれだけ美味しいかわかります
先日、銀行さんとフランチャイズについて話したところ、
異業種のフランチャイズに参加なさった場合、
本業を圧迫するくらい資金繰りに苦しむ人の方が多いそうです。
美容業のフランチャイズに加入なさるならよろしいのですが、
異業種のフランチャイズ加盟は、資金繰りを圧迫しかねません。
慎重にご検討ください。
kei
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