税理士の山本です。
貸借対照表(BS、バランスシート)には
「左側にプラスの財産+」
「右側にマイナスの財産△・純資産」
が書かれています。
まずは、貸借対照表(BS)の左側、プラスの財産をチェックしてみてください。
プラスだからといって、喜んでいてはいけません。
・現金
・普通預金
・商品(棚卸資産)
・売掛金(クレジットの入金)
・建物付属設備
・車両運搬具
・土地
・敷金
など、ズラッと並んでいると思いますが、
この中で信用できるのは、「現金預金」すなわちお金だけです。
・商品は、不良在庫で売れない店販商品かもしれない
・売掛金のクレジット入金は、数日しないと入金されない
・車は売上を産まないオーナー様の高級車かもしれない
・土地は買ったときより価値が下がってるかもしれない
といった理由から、実は価値がなくなっているかもしれないからです。
では、この信用できるおカネ=キャッシュを増やす経営をするにはどうしたらいいか。
それは、「過度な節税をしないこと」「利益を出すこと」です。
そうすると、資金繰りが安定したつぶれにくいお店になります。
面白い事実ですが、
「ずっと所得税(法人税)を払っていないお店は、キャッシュが少ない」
「逆に、所得税(法人税)を払っているお店ほど、キャッシュが多い」
オーナー様の決算書を作らせていただいていると、
こういう傾向があることに気づきます。
あなたのお店のBSはどういう状態にあるでしょうか?
大切なのは、現金預金(キャッシュ)の残高。
1度、確認してみてください。それでは。
kei
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