税理士の山本です。
間接金融しか発達しなかった日本の中小企業は、
銀行と親戚がほとんど唯一の資金調達源です。
毎年の利益がないと、銀行は相手にしてくれません。
銀行が行う「格付け」というものは、
自己資本と利益で、約60%が決まってしまいます。
自己資本は、今までの「利益の累積」だと思ってください。
自己資本を上げるには、
①利益を積み上げる
②誰かに出資してもらう
この2つしかありません。
しかし、中小企業に第三者からの出資は、まずあり得ませんから、
事実上、利益を出すしかありません。
もちろん、税金を払ってでもです。
「利益を出して、税金を払ってでも、自己資本を増やし続ける。」
多店舗化をスムーズに進めるオーナーさんは、
いち早くこの事実に気づき、実践していらっしゃいます。
これから独立なさる or 独立したばかりのオーナーさんであれば特に、
他のオーナーさんが、将来の資金調達をスムーズに進めるために、
そういう努力をなさっているということは、
知っておいていただいて損はありません。
kei
最新記事 by kei (全て見る)
- 緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金の詳細について【経済産業省HP】 - 2021年3月7日
- 事業再構築補助金に関するよくあるお問合せが公表【経済産業省HP】 - 2021年3月4日
- 「年収」100万円だった女性美容師さん、独立して「納税」が100万円に - 2021年2月26日