美容室・理容室専門の税理士 山本 佳

 

 

「役員貸付金（社長貸付金）」

 

 

 

決算書にこの勘定科目があると、融資が受けにくくなります。

 

どうか、早めに解消してください。

 

 

 

役員貸付金は、その名の通り、会社が社長へお金を貸している状態です。

 

 

 

あなたの会社の決算書では、

 

資産の部に「貸付金」と載っているはずです。

 

 

 

「資産だからいいんじゃないの？」

 

 

 

こう思うかもしれませんが、全く逆です。

 

 

特に、銀行評価を考えると、完全にマイナス。

 

 

 

決算書に役員貸付金が載っている場合、銀行がどう思うか。

 

 

 

「役員貸付金がある。。。それなら会社に融資しても、社長が私的に流用するんじゃないの？」

 

「どうせ、貸してもプライベートに使うんだろ？」

 

 

 

このように銀行に評価されます。

 

 

 

銀行　→　会社　→　社長のサイフ

 

 

 

この流れで、融資したお金が社長のプライベートに使われることを、

銀行は疑うからです。

 

 

 

事業用融資のように「増やすため」に借りるわけではなく、

 

プライベートで「使い切るため」に借りると判断されますので、

 

銀行にとって回収可能性は、ほぼ０。

 

 

 

だから、役員貸付金が決算書にあると、銀行評価はマイナスであり続けます。

 

 

 

社長のプライベートでお金が使われる可能性を払拭できないからです。

 

 

 

多額に残っていると、最悪の場合、融資を全く受けれなくなることもあります。

 

 

 

もし、多店舗展開をお考えであれば、役員貸付金は、すぐに解消してください。

 

 

 

あなたの経営にとって、役員貸付金は百害あって一利なしです。

 

 

もし、解消方法がわからなければ、早めに私に相談してください。

 

 

あなたの成功を、いつも応援しています。