税理士の山本です。
「何歳まで住宅ローンの申込みはできるでしょうか?」
お客様(美容室のオーナー様)からこんなご質問をいただきました。
住宅ローンの「申込時年齢」のリミットは、
銀行によって異なりますが、多くの場合、70歳未満としているところが多いと思います。
そして住宅ローンの「完済時年齢」のリミットは、
80歳未満としている金融機関が多いです。
住宅ローンの審査基準はいろいろありますが、
年齢に焦点をあてて住宅ローンの審査を考えてみると、年齢が高いほど不利に働きます。
特に、申し込み時年齢が60歳を超えてくると、次のような条件面で厳しくなってきます。
①リタイアの年齢が近づくため、「安定した収入」があるという条件が厳しくなる
②「安定した収入」があったとしても60歳以上の場合は低額であることが多く、「返済比率」の条件が厳しくなる
③60歳以上での申込みの場合、完済時までの期間が短い(返済期間が10年~15年程度が限界となる)。
つまり、毎月の返済額が多くなり、「返済比率」の条件が厳しくなる
④高齢なほど健康面の不安も多くなり、住宅ローン条件の1つである団体信用生命保険への加入が厳しくなる
このように年齢が高くなればなるほど、厳しい条件になっていきます。
もちろん、年齢だけで住宅ローンの審査が決まるわけではありませんが、
80歳に近づけば近づくほど不利に働くのは確かですので、
完済時の年齢から逆算していただいて、
余裕をもってローンを組んでいただければと思います。
kei
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