税理士の山本です。
お店の運転資金、設備資金を調達したいとお考えになったとき、
銀行にどうアプローチするかはとても大切です。
銀行では、融資経験においても、サラリーマンとしての力関係においても、
「営業担当者 < 審査担当者」
という状況にあります。
また万が一、融資が回収不能となった際、責任を追及されるのも営業担当者です。
このような背景もあり、
「融資はしたいけども、責任追及されるのは避けたい。」
という心理状況、つまり、極めて保守的なスタンスで融資に臨んでいます。
そのため、銀行に融資を相談する際は、
この銀行員の保守的なスタンスを緩和してあげるような情報を提供してあげるのが有効です。
いくつかポイントをお伝えするのであれば、
①質問にはすべて答える、決して事実を隠さない
・・・銀行員が抱く疑問点を払拭しない限り、融資が受けられる可能性は低くなります。
②書類の数字の一致を確認する
・・・複数の資料を銀行に提出する場合、数字が違っていては、提出資料の信憑性が疑われます。
ex.書類Aでは、見込売上が月間300万と書いてあるのに、書類Bには月間400万と書いてあるようなケースです
③良いことばかり話さない
・・・ついつい良いことばかり話したくなりますが、これはかえって逆効果です。
悪いこともきちんと話すこと姿勢が、銀行からの信頼につながります。
お店の運転資金、設備資金を調達したいとお考えになったとき、
銀行にどうアプローチするかはとても大切です。
営業担当者がどういう気持ちで融資に臨んでいるのかは、知っておいてください。
kei
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