税理士の山本です。
事業拡大を目指すオーナーさんに、心に留めておいていただきたいことがあります。
それは、「節税第一」に考えないということです。
あなたの顧問税理士は、期末になると、税金を安くするための対策をいろいろ提案してきませんか?
所得税・法人税を安くするということは、
①利益を減少させる
②利益を減少させるということは、自己資本が多くならない
ということになります。
※自己資本の意味すらわからないオーナーさんは、要注意です
「なんのための節税なのか?」
がわかったうえで節税をするなら全く問題はありません。
むしろ、それを理解なさっているオーナーさんであれば、
経営者として必要な会計知識を駆使して、節税を効果的に使っていらっしゃるでしょう。
銀行から1番注意深く見られるのは、あなたの会社の決算書です。
融資審査の8割は、決算書で決まるといっても過言ではありません。
その決算書の中でも、
「自己資本がどれだけあるか」
ここが1番、銀行に注意深く見られるところ。
※自己資本は、純資産とも言い、資産合計から負債合計を引いた金額をいいます
銀行は1番にこの自己資本を見るので、
この自己資本を大きくすることが、融資を受けやすくする特効薬となります
逆に、利益を少なくする、純資産(自己資本)を少なくするような節税に注意してください。
多店舗展開を目指されるのであれば、
自分で自分の首を絞めているようなものだからです。
kei
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