税理士の山本です。
美容室を個人事業で開業なさる方は、
「メリットがたくさんあるから今日から青色にしよう!」
と思っても勝手に青色申告にはできません。
まずは、税務署に届出を行わなければいけないんですね。
では、どんな書類を提出しなければいけないか?
それは、「所得税の青色申告承認申請書」です。
これは「今年から青色申告を行います!」と税務署に伝えるためのもので、
紙を1枚だせばおしまいなんですが、注意すべきは、その提出期限です。
提出期限に1日でも遅れると、青色申告が1年遅れることになるので注意してください。
その提出期限は、新規に事業をはじめた場合、「開業日から2か月以内」。
申請書は、ご自宅の住所を管轄する税務署に対して提出します。
また、もし、ご自宅ではなく、お店を管轄する税務署を選ぶ場合には、
「所得税の納税地の変更に関する届出書」を合わせて提出してください。
申請書は、最寄りの税務署や青色申告会で入手できるほか、
国税庁のホームページからダウンロードすることも可能です。
税務書に直接提出にいってもいいですし、郵送で提出することも可能です。
また、通常は、「所得税の青色申告承認申請書」と「開業届」を
同時に税務署に提出することがほとんどです。一緒に出したほうが楽ですしね。
なお、注意点としては、必ずあなたの「控え」を手元に残すために、
提出用のほかに、あなたの控えをもう1枚提出するようにしてください。
控えは、税務署に直接提出しに行った場合は、その場で返してもらえますし、
郵送の場合は、返信用封筒を入れて送り、控えを送り返してもらいましょう。
あとで、確定申告の時期になって、「あれ?青色申告の届出だしたよな?」と迷わないために、
大事な書類ですので、必ず「控え」はもらうようにしてくださいね。
kei
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