美容室は、開業前から領収書を保存しないと、ダブルで損をします【融資と節税で不利になる】

美容室・理容室を開業するあなたへ

美容室は、開業前から領収書を保存しないと、ダブルで損をします【融資と節税で不利になる】

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

 

 

領収書は、開業前からとっておいてください。

 

 

 

 

 

領収書と言ってもプライベートな出費ではなく

 

 

 

 

 

「あなたが美容室を開業するのに関係する領収書です。」

 

 

 

 

例えば 

 

 

・不動産物件巡りをした交通費

 

 

・競合店をリサーチした時のカット代

 

 

・採用予定のスタッフとの打ち合わせ費用

 

 

・美容ディーラーさんとの打ち合わせ費用

 

 

・美容室に入れる設備・機材を前もって購入した費用

 

 

 

 

 

などですね。

 

 

 

 

「美容室開業に関係するな」と思ったら領収書を保存しておいてください。

 

 

 

 

なぜ領収書を保存しておく必要があるのか?

 

 

 

 

理由は2つ。

 

 

 

 

1.日本政策金融公庫の融資で「自己資金」扱いとなる

 

 

 

 

2.開業後の経費にできるので、節税になる

 

 

 

1.日本政策金融公庫の融資で、「自己資金扱い」になる

 

 

これは意外と知られていないので、覚えておいていただいて損はないです。

 

 

 

 

融資額を受ける際の重要項目の1つに、「自己資金の多さ」があります。

 

 

 

 

原則として、「預金通帳にコツコツ貯めた金額がいくら残っているのか」でチェックされますが、

 

 

 

 

開業のために使った領収書を保存していれば、通帳の自己資金に領収書の金額分プラスできます。

 

 

 

 

つまり、

 

 

 

 

通帳の金額200万円+領収書100万円=自己資金額300万円になるということです。

 

 

2.開業後の経費にできるので、節税になる

 

 

開業前に使った領収書は経費にできますか?」というご質問は、とても多いのですが、

 

 

 

 

結論として、

 

 

 

 

開業のために使った領収書は、「開業後の確定申告で、経費にできます!」

 

 

 

 

つまり、領収書を取っておかないともったいないんですね。

 

 

3.まとめ

 

 

 

開業前の領収書は、「融資を有利に運ぶ」し「節税にもなる」というダブルのメリットがあるんですね。

 

 

 

 

なお、「融資を有利に運ぶ」という点から考えると、

 

 

 

 

 

できれば、開業前の領収書を、エクセルなどで「①日付、②内容、③金額」を整理しておくと、

 

 

 

 

融資審査の時に見せる資料としてすぐに使えるので、さらにメリットがあります。

 

 

 

 

開業前から勝負は始まっているので、しっかり準備してくださいね。

 

 

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kei

税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。

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