税理士の山本です。
借入をする場合には、何にいくら使うかを明確にして借入希望額を伝えます。
「物件契約に200万、内装工事代に400万、美容機器に100万かかるから、700万円を貸してください!」
というような感じですね。
すでに借入を経験なさっているオーナーさんであれば当然のことですが、
これから、新規に開業をなさる、はじめて借入を行うオーナーさんであればつい言ってしまいそうな言葉が、
「いくらなら借りられますか?」
という言葉です。
実はこれ、融資を受けるときは禁句でもあります。なぜか?
銀行は、①お客様から希望額の提示を受けてから、②融資できるかを判断します。
にもかかわらず、いきなり「②いくらまで融資できる?」ということを銀行にストレートに伝えるのは得策ではありません。
(②→①ではなく、①→②の流れにしなければならないということです。)
この流れを間違えると、「この人、借り方を知らないのかな?」と判断される可能性すらあります。
借入には、適切な流れがあります。
これから開業なさるオーナーさんであれば、
「いくらなら借りられますか?」を聞くのは禁物だと覚えておいてください。