税理士の山本です。
美容室の開業相談をお受けすると、
「良い場所が見つかったので、開業のための銀行融資を受けたいです。
ただ、自己資金はほとんどないのですが大丈夫でしょうか?」
と、ご相談いただくことが珍しくありません。
正直にお伝えすると、自己資金が少なくても開業することはできます。
ただ、少ない自己資金で開業したことにより、
開業後しばらく、資金繰りに苦しむオーナー様が多いのも確かです。
開業融資は、
①まず、ご自身で貯金した自己資金はいくらあるか?
②ご親族から援助していただけるor借りることができる金額はいくらあるか?
③そして、①+②をもとに借入でどれくらい銀行から融資を受けれるのか?
という流れで調達できるお金の総額が決まっていきます。
つまり、
「自己資金をいくら用意できるかで、借りられるお金の上限が決まってしまう。」
ということです。
それくらい融資における自己資金の比重は高いのですが、
残念ながらこの事実はあまり知られていません。
自己資金が少ないために、融資を受けれる金額も少なくなり、
・店舗の美容機器、内装のグレードを落とさざるを得なくなった
・開業後の運転資金が少なくなって、資金繰りに苦しむことになった
ということになっていただきたくはありません。
あなたが用意した自己資金の額で、
店舗開業・スタートにいくらお金が使えるかが決まります。
これから開業をお考えの方は特に、
自己資金をキッチリ貯めた上で、美容室の開業準備をスタートさせてください。
それでは。
kei
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