税理士の山本です。
美容室経営では、広告宣伝費をいくら使うかというのは、大事なポイントです。
お店の経営では常に、
「収入と支出のバランスはこれでいいの?」という点を考えていくわけですが、
広告宣伝費についても、
「いくらの広告宣伝費を使って、どれくらいの売上があがるのか」
を考え続けなければいけません。
つまり、リスクとリターンを計算して投資する必要があるんですね。
おそらく美容室であれば、これと同じ傾向があるかと思いますが
「広告宣伝費」の大部分は、
ホットペッパービューティー、ミニモ、楽天ビューティー、
こういったWEBの広告媒体の掲載費用となっているでしょう。
契約内容に応じて、毎月10万円とか20万円など、結構な金額がかかっていますよね。
でも実は、こういったサイトには、さらに隠れた広告宣伝費があるのを意識していますか?
それが何かというと、「クーポン」です。
ご存知のとおり、こういう掲載サイトって、クーポンがついていますよね。
広告を掲載しているお店は、お客様に来ていただくために、
「美容室」であれば、定価よりも10%とか値引きした、カット+カラー+トリートメントのコースを用意したり
という「値引き・サービス」をしますよね。
ここで、強く意識していただきたいのが、
「この『クーポンによる値引き・サービス』は、実は『広告宣伝費』なんですよ。」
ということ。
つまり、「いくらの広告宣伝費を使って、どれくらいの売上があがるのか」を考えるとき、
「いくらの広告宣伝費」には、
掲載サイトへの掲載費用だけではなく、クーポンによる値引き相当額も含めて考えないといけないんです。
私の経験則ではありますが、
クーポンによる値引きまで合計すると、毎月の本当の広告宣伝費は
掲載サイトへの掲載費用の2倍くらいかかってると思います。
1店舗で毎月20万円を掲載サイトに払っているなら、
クーポンまで含めると×2で実際は40万円です。
恐ろしいくらいの広告宣伝費がかかってると思います。
あなたのお店は、どうでしょうか?
「クーポン」が経営に与えるインパクトは恐ろしいものがあります。
ボディブローのように効いてきます。
「いくらの広告宣伝費を使って、どれくらいの売上があがるのか」という計算をするときは、
実は、「クーポン」も「広告宣伝費」なんだということを強く意識してください。
kei
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