税理士の山本です。
「セット面1~2、シャンプー台1くらいのプライベートサロンを開業したいのですが。」
先日、プライベートサロンでの独立をお考えの方の開業相談をさせていただきました。
小規模でサロン開業をご希望のオーナー様に、必ずお聞きしている質問があります。
それは、
「席数を考えると〇万円前後が売上の上限となりますが、それでも大丈夫ですか?」
「将来、事業が軌道に乗って店舗展開したくなった時、
1店舗目がプライベートサロンだと店舗展開しづらいというデメリットもありますが、大丈夫ですか?」
というような、デメリットについてです。
これから開業しようとしているお店は、どんなメリット・デメリットがあるのか。
オーナー様には、それをしっかりとご認識いただいた上で、
選択していただきたいと考えているからです。
「売上の上限が決まってしまう。」
これがプライベートサロンの1番のデメリットだったりします。
そのため、プライベートサロンで、オーナー様とご家族の生活を守ろうとするならば、
それはそれは慎重に検討する必要があります。
もちろん、私のお客様の中にも、
プライベートサロンで月商100万~200万のオーナー様だっていらっしゃいます。
ただ、そうそう実現できる数字ではありませんし、
そのオーナー様も「自分が50~60歳になるまで、この売上をキープするのは難しい。」と仰っているくらいです。
一方、もし、ご主人が必要な生活費を稼いで、
奥様がプライベートサロンで、生活費+@の収入を確保する。
これならプライベートサロンであっても何の問題もありません。
つまり、「安定した生活基盤が確保できるかどうか。」
というのがポイントだからです。
いつかは自分のお店を持ちたい。
でも、大きなお店は作りたくない。
こんな前提で、美容室の開業を考えていらっしゃる方は、特に気にかけていただきたい思います。
開業後のランニングコストのシミュレーションをするだけでも、
どのくらいの売上が必要か、現実的な数字が見えてきます。
オーナー様とご家族の生活を守るためです。
気になる方は遠慮なくご相談ください。
kei
最新記事 by kei (全て見る)
- 【ただいま、新規顧問契約のお申込みを停止させていただいております】 - 2021年11月25日
- 経済産業省より、「月次支援金のリーフレット・詳細」が公表されました!【一時支援金・第2弾】 - 2021年5月19日
- 山武市中小企業緊急支援給付金【山武市の理美容業のオーナー様へ・市独自の給付】 - 2021年5月17日