税理士の山本です。
1.看板の勘違い
私、昔の名刺には、
「certified tax accountant Kei Yamamoto」
(和訳:税理士 山本佳)
こんな感じで書かれていました。
カッコいいですよね、英語表記。
調子乗ってる感じがあるのが否めないのはさておき。
でも、お客様から見たらどうでしょうか?山本が何をする人か、一目で分かりません。
「税理士・山本佳」
の方が、まだ分かりやすいです。
何が言いたいかといえば、
「カッコいいではなく、わかりやすい」方が、伝わるということ。
カッコよさを前面に押し出した伝え方は、ほとんどの場合、お客にとっては迷惑です。
分かりにくいと、探しているのに、見つからない。
ちなみに、ここで素人から見た事実をお伝えします。
ほとんどの美容室さんの看板は、「オシャレすぎて分かりにくい」です!
だって、「美容室」って、書くとダサいから。オシャレじゃないから。
「『HairSalon』とか、『オシャレなロゴ』とか、書いとけば分かるでしょ?」
なんて思ってしまって、「カッコよさ重視」で作ってしまうんですね、看板を。
これ、集客を考えた時、NGです。
2.お客様の来店理由
美容室のほとんどのお客様の来店理由は、
あなたのお店が「近い」から。
日本政策金融公庫などのアンケート結果を見ると一目瞭然です。
それなのに、多くのサロンがやってしまう間違いが次の通り、
①「近く」から来るお客様に、分かりにくい看板をお店に掲げて、
②「遠く」のお客様を集客するための「ホームページ」や「ネット検索媒体」に、高額なお金を使っている。
もう一度お伝えすると、ほとんどのお客様は、「近く」から来るんです。
それなのに、①の満足度を下げて、②の満足度を上げに行ってるんですね。
そもそも、広告に関する考え方が間違っていると思います。
高価格帯だったり、分かりにくさとか、隠れ家的なコンセプトを売りにしているサロンが
やるならいいですけどね。
3.まとめ
お金に余裕がない創業期の美容室が生存するには、広告戦略を間違えると大変なことになります。
美容室の開業相談では毎回必ずお願いしていることですが、
「看板は、『カッコいいではなく、わかりやすい』を重視してください。」
よろしくお願い致します<(_ _)>
kei
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