税理士の山本です。
これも時代ですね。
法人で加入義務のある社会保険に入っていないと、銀行でお金を借りる事が難しくなる動きがあります。
法人で社会保険未加入という状態でも、これまでは融資を受けることは出来ました。
今でも、民間の銀行は法人の社会保険未加入を審査の調査対象にはしていないようですが、
日本政策金融公庫では、すでに融資審査の調査対象になっています。
今のところ一部の制度融資だけですが、時間の問題でしょう。
公庫の担当さんに話を聞きましたが、
審査の調査対象でならない融資でも、一応チェックポイントに上がっているとのこと。
なお、すでに法人の社会保険加入が融資審査の条件になっているのは、
①雇用創出を後押しする「地域活性化・雇用促進資金」
②非正規雇用の処遇改善を支援する「働き方改革推進支援資金」
この2つの融資です。
この融資については、確実に法人で社会保険未加入だと融資を受けることは出来ません。
「雇用を促進したり、働き方改革を進めるための融資を受けるにもかかわらず、
法人で加入義務のある社会保険にすら入っていないのであれば、
そもそも、スタッフさんの受け皿を満足に作れていませんよね?」
と判断されるからです。
すでに日本政策金融公庫では、この動きがスタートしています。
民間の銀行にも、確実にこの動きは広まって行くでしょう。
「法人では、社会保険に加入していないと融資すら受けれない。」
最近、法人から個人にもどる「個人成り」のご相談が増えていますが、
融資における社保加入のチェックが徹底されたら、
個人成りなさるオーナーさんがさらに増える。そう感じています。
kei
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