税理士の山本です。
あなたのお店には、
「死んでいるお金」は、どれくらいあるでしょうか?
1度、決算書の貸借対照表を眺めてみてください。
左側には、資産として「現金預金」以外にも、たくさんの項目が載っています。
「売掛金」、「商品」、「敷金」など、
これらは全て
「やがてお金に換わる(かもしれない)もの」です。
ここで意識していただきたいのが、「かもしれない」ということ。
そう、すべてがお金に換わるわけではありません。
貸借対照表のうち、お金に換わる「かもしれない」金額。
それが、「死んでいるお金」です。
この中でも、特に注意して見てほしいのが、「商品」。
「商品」は、薬剤、店販商品の在庫のことです。
つまり、
「将来、使うかもしれない、きっと使うだろう。」
「将来、売れるかもしれない、きっと売れるだろう。」
という発注者の予測金額ということです。
通常、在庫にデッドストックが多い場合、この数字が大きくなります。
もし、利益が出ていても、在庫が増えている場合、
せっかく生み出した利益が、
お金ではなく在庫に代わっていることになりますので、何の意味もありません。
「使わない在庫(デッドストック)」=「死んでいるお金」
に他なりません。
ちなみに、オーナーさんがデッドストックの原因を追究した結果、
原価率が1%改善したなんてケースはけっこうあります。
特に、仕入や在庫管理を担当者任せにしていると、
デッドストックの問題が起こりやすいです。
在庫は、オーナーさんが目を光らせるべき項目です。
1度、決算書の貸借対照表を眺めてみてください。
そして、「商品」の金額を見て、
「死んでいるお金」はどれくらいあるのか。
定期的にチェックしておいてください。
kei
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