税理士の山本です。
「私は、閉店日を決めて独立したんです。」
あるオーナーさんのお言葉に、非常に共感しました。
1.閉店日を決めておくとは
「こうなったら、お店を閉める。」
という日を決めてから、独立なさったということです。
独立開業セミナーなどでは教えてくれない、
本当に大切な考えだと思います。
経営が苦しくなったとき、
早めに損切りをすれば、次の一手を打つ余裕が残ります。
逆に、
「まだいける、まだ何とかなる。」
と閉店日を引き延ばし続けると、
赤字が続いて、借金だけが膨らんでいき、
最悪の場合、再起できなくなる。
こういう事態を避けるためにも、「閉店日を決めておく。」
経営の本などには載っていない、大切な考えだと思います。
2.どういう条件にするか
「月の利益が、6か月連続で〇万円以下になったとき。」
「お客様へ、納得できるサービスが提供できなくなったとき。」
「経営よりも、資金繰りに使う時間がふえたとき。」
など、人によって、条件は違うと思いますが、
「こうなったらお店を辞める。」
というデッドラインは、確かに決めておいたほうがいいなと。
引き際を間違えると、大変なことになるからです。
3.まとめに
「何かをはじめるにせよ、辞めるにせよ、
決断は早い方がいいですから。」
そのオーナーさんは、こうも仰っていました。
私も、自分の仕事に置き換えてみると、
考えさせられることが多かったです。
kei
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