税理士の山本です。
日本の銀行が融資をする時に重視するのは、利益・純資産などを総合評価したあなたの「格付」です。
①利益をだして納税をして、「格付」を上げる(金利を下げる)
②節税して利益を下げて、「格付」を下げる(金利を上げる)
この2つはトレードオフの関係にあります。
節税のために決算で利益を抑えてきた会社は、
当然ですが、PLの利益が少なくなると同時に、BSの純資産も少なくなる。
つまり、節税によって利益・納税額を下げる代わりに、
「格付」を落としているということ。
どちらが良い戦略かはオーナーさんによって違ってくるでしょう。
一般的には、
・多店舗展開など、事業拡大を目指されるのであれば、「格付」が優先
※新規出店のために、銀行からの資金調達がマストになるからです
・事業拡大を目指さないのであれば、「節税」が優先
※節税をして、オーナーさん個人が使えるお金を最大化することが優先されるためです
銀行は「格付」により、あなたに融資をするかしないか、金利を何%にするかを決めます。
将来、銀行から資金調達が必要でしたら、
「格付」を意識した決算書の作りこみをしておいてください。
(決算書をどう作ったらいいか不安な方は、1度私にご相談ください。)
kei
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