税理士の山本です。
できあがった決算書を銀行に持っていき、説明すること。
これを「決算説明」と言います。
決算説明で、「なるほど!このオーナーさんは、自社の経営状態がキッチリ把握できてるんだな!」
と銀行員に思わせるためには、
次の3点を念頭においていただくのがポイントです。
①数字を使って話すこと
②問題の原因を分析すること
③対策を話すこと
特に、③の「対策」を話せるのと話せないとではまったく違います。
「当期の売上が減少したのは、前年比で新規が〇〇%、リピートが〇〇%減少したためです。
原因としては、近隣への同業他社の出店により、お客様の流出があったためと分析しています。
そのため、今期はホットペッパーのプランを〇〇に上げるなどの対策を打ち、改善を図りたいと考えています。」
というように、お店の問題点と改善策を、数字を使って説明していきます。
逆に、次のような決算説明は、オーナーさんの評価を下げかねません。
「不景気が影響して、当期の売上は減少しました。残念です。」
なぜ評価を下げるかは、一目瞭然ですね。
売上が減って残念!ではなく、
今期はこういう対策を打ち、お店の業績を回復する。
といった経営計画を説明できると、たとえ業績が悪い決算書でも、与える印象は全然違います。
ぜひ意識して決算説明をしてみてください。
kei
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