創業時の借入を多さが、あなたの倒産を防ぎます【銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す】

銀行・融資・財務のこと

創業時の借入を多さが、あなたの倒産を防ぎます【銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す】

 

税理士の山本です。

 

 

1.「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」

 

 

銀行の基本スタンスともいえるこの言葉、

 

 

 

 

 

経営者の方々のなかでは、もともと有名な言葉でしたが

 

 

 

 

 

TBSドラマの半沢直樹のセリフとしても有名になりましたよね

 

 

 

 

 

 

この言葉、どういう意味か。

 

 

 

 

 

「晴れの日」とは、経営が好調である時のこと、

 

 

 

 

 

企業の経営が好調の時はどんどん融資してくれます、

 

 

 

 

回収可能性が高いからです。

 

 

 

 

 

一方、「雨の日」とは、経営が苦境になり資金が必要な時のこと、

 

 

 

 

 

企業の経営が苦境の時は、逆に貸し付けた資金を回収しようとする傾向が強まります。

 

 

 

 

 

回収可能性が低くなっているのに、見過ごすことはできないからですね。

 

 

 

 

 

 

つまり、経営が苦境のとき、本当にお金を借りたいときには借りれないと言うことです、、、

 

 

 

 

 

残念ながら銀行も商売ですので、このようなスタンスが現状です。

 

 

2.「晴れの日に、雨の日に備えて余分に借りておく」

 

 

では、開業時に、どんなスタンスで借り入れを行うのが望ましいのか。

 

 

 

 

それは、

 

 

 

 

「晴れの日に、雨の日に備えて余分に借りておく。」

 

 

 

 

 

言い換えると、

 

 

 

 

「開業時に、可能な限り運転資金を借り入れて、苦境に備えて貯蓄しておく」

 

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

新規開業時の融資では、

 

 

 

 

 

銀行は、どちらかというと「晴れ」に近い評価をしてくれます。

 

 

 

 

 

なぜなら、経営実績がないため、創業計画書のストーリーと根拠を見るしかないためです。

 

 

 

 

見方を変えれば、大きなチャンスです。

 

 

 

 

 

実績はないのに、あなたの可能性に対して投資してくれるんですから。

 

 

 

 

 

一般的に「借入が大きくなると返済額が大きくなるから怖い。」

 

 

 

 

 

とお考えになる方も多いかと思います。

 

 

 

 

 

消費者金融などの借金ならそのような回答は正解だと思います。

 

 

 

 

 

利率が高すぎるため、雪だるま式に膨らむ傾向があるからです。

 

 

 

 

ですが、通常の運転資金の借入は、低利です。

 

 

 

 

 

雨の日に備えた保険料と考えれば安いくらいです。

 

3.まとめ

 

 

本当に怖いのは、雨の日になって現金が底をつくことです。

 

 

 

 

 

その恐ろしさは、借入の怖さの比ではありません。

 

 

 

 

会社や個人事業がつぶれるのは、借入が大きくなった時ではありません。

 

 

 

 

現金が底をついた時です。

 

 

 

 

雨の日に、金融機関は傘を取り上げてきます。もちろん、貸してくれません。

 

 

 

 

そうなると親族や友人に頼み込むしかありません。

 

 

 

 

身内もあてにできなければ、高利の消費者金融に頼るしか資金調達方法がなくなります。

 

 

 

 

そうなってはいけません。

 

 

 

そうならないためにも、晴れの日に傘を借りておいてください。

 

 

 

 

 

 

もう一度お伝えしておくと、

 

 

 

 

 

通常の運転資金の借入は、低利です。

 

 

 

 

 

雨の日に備えた保険料と考えれば安いくらいです。

 

 

 

 

「晴れの日に、可能な限り運転資金を借り入れ。雨の日に備えて、貯蓄しておく。」

 

 

 

 

 

成功のための、王道の経営スタイルの1つだと思いますので、

 

 

 

 

ぜひ頭に入れておいていただければと思います。

 

 

 

 

あなたの美容室の成功を心から応援しています。

 

The following two tabs change content below.

kei

税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。

【美容室の開業資金】自分で貯金したお金が0で、親族援助のみで融資を受けることはできる?【美容室の開業資金】自分で貯金したお金が0で、親族援助のみで融資を受けることはできる?前のページ

美容室の税務調査 売上はココが確認される!次のページ美容室の税務調査 売上はココが確認される!

関連記事

  1. 開業時の日本政策金融公庫の融資と、返済口座の選び方のポイント
  2. 銀行・金融機関の選び方のポイント、その①「融資の受けやすさの違い」
  3. 債務超過の決算書
  4. 融資とサービス
  5. 信用保証協会の保証枠
  6. マル経融資

最近の記事

  1. 月次支援金と美容室
  2. 佐倉市の理美容室
  3. 藤沢市の理美容業
  4. 木更津市の理美容業
  5. 板橋区の理美容業

ブログをメールで購読

当ブログの更新情報をメールでお知らせします。

Twitter

アクセス

 

〒260-0031

千葉県千葉市中央区新千葉1-7-3

CSB新千葉ビル601

 

対応エリア

千葉県、東京都、埼玉県、神奈川県

 

*この他の地域の方もご相談いただけます。

 

お気軽にお問合せ下さい。

LINEでのお問い合わせ

友だち追加
LINEでのご相談も、お気軽にどうぞ。

お問い合わせの際には、下記の項目をお送りください。

①お名前、②お問い合わせ内容
PAGE TOP