メガネです。
ご夫婦で美容室を営んでいると、税務調査の時に必ずチェックされる点があります。
それが、
「交際費や会議費の中に、家庭の支出が混同していないか?」
言い換えると、
「夫婦の打ち合わせ代(食事代)を、経費にしてないよね?」
という点がチェックされます。
税務署がどうやって調べるのかというと、
使った経費のレシートや領収書の内容を1つ1つ確認していきます。
スーパーのレシートを見て、
「人参、ジャガイモ、玉ねぎ、肉、カレールー」などと書いてあったら、即アウトです。
カレーをお客様に提供するサロンは、まず存在しませんよね。
出している方がいたら、すみません。
このように、オーナーさん一家の「プライベートの支払いは、経費になりません」。
サロンでお客様に出す飲み物やお菓子も一緒に買ったのであれば、
その飲み物代・お菓子代だけが経費になります。
「事業用」の支払いだけが経費として認められるということは、必ず意識してください。
1.夫婦のミーティング代は、経費になる?
ただ、夫婦でサロンを経営している美容師さんからよくいただく質問が、
「夫婦で、ミーティングしながら食事をした場合は経費になりますか?」
というもの。
いい機会なので、税務署の考え方を聞いてみたところ、
夫婦のミーティング代は、「経費ではない」というのが税務署の原則的な見解です。
なぜなら、「家庭用の支出と明確に区分できないから」です。
3.経費にいれられる方法はないの?
だからと言って、経費にできないわけではないです。
では、どうすればいいのか。
それは、
「その食事の時に、仕事に関する話をどれだけしていたのか」
を具体的に立証できればいいわけですね。
つまり、
食事代を全額経費にはできないが、
食事代に対して、事業割合(仕事の話をしていた割合)を加味して、経費を計算することになります。
4.でもね
でも正直、毎回、そんな事業割合なんて計算するのは大変です。
記録をとるのも手間ですよね。
個人的な見解にはなりますが、
この手の節税の話はたくさんありますが、
個人的には、この手の話に興味を持って、経費を増やすことに使う時間がもったいないと思います。
むしろ、マーケティングに時間を使ったり、お客様が喜ぶことに時間を使って、
サロンの売上を増やすことに目を向けてほしいと思います。
経費を増やすことよりも、売上を増やす。
経費を増やすことは、限界がありますが、
売上を増やすことには、限界はありません。
工夫と努力次第でいくらでも増やせます。
あなたのサロンが、お客様からもっと愛される、支持されるサロンになるために、
限りある時間を使って頂きたいと、心から願っています。
あなたの成功を、いつも応援しています。
kei
最新記事 by kei (全て見る)
- 【ただいま、新規顧問契約のお申込みを停止させていただいております】 - 2021年11月25日
- 経済産業省より、「月次支援金のリーフレット・詳細」が公表されました!【一時支援金・第2弾】 - 2021年5月19日
- 山武市中小企業緊急支援給付金【山武市の理美容業のオーナー様へ・市独自の給付】 - 2021年5月17日